こんにちは!
前回の記事では、上田駅から北陸新幹線に乗車し長野駅まで戻って来るところまでお届けしていました!
↓前回の記事はコチラから
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今回の記事では、長野駅から今回の長野旅の目的でもある観光列車に乗車する様子をお届けしたいと思います!
↓今回のお品書き…
ナイトビュー姨捨(おばすて)
長野駅で懐かしの名車たちの写真を撮影した後は、いよいよお目当ての観光列車に乗車します!
18:48、長野を出発する…
そうです!
「ナイトビュー姨捨」!!
日本夜景遺産に認定
2015年に「日本夜景遺産」にも認定された、日本三大車窓の1つとも言われている姨捨駅からの夜景を楽しめる観光列車です!
乗車するには?
例年4月~9月の夏季・週末を中心に運転される観光列車で、全席指定で乗車券にプラス520円の指定席券が必要です。
日本三大車窓
ちなみに…
日本三大車窓のうち、他の2つも気になって調べてみました。
JR根室本線「狩勝峠」
1つは、JR根室本線の新内(にいない)駅(現在の落合駅~新得駅間の廃駅)付近にあった狩勝峠から眺める十勝平野ですが、該当区間は1966年に新線開業に伴い廃線となってしまったそうで、現在は車窓からは眺めるコトは出来ません…。
さらに新線も、2016年に発生した台風10号による大雨の影響で、2018年11月現在、東鹿越駅~落合駅~新得駅間は不通となっており、代行バスによる運行が続いています。
JR肥薩線「矢岳越え」
もう1つは、JR肥薩線の矢岳駅付近(矢岳駅~真幸駅間)にある「矢岳越え」から望む霧島連山とえびの高原の絶景。
条件がよければ、桜島や開聞岳まで望めるんだそう。
該当区間は、観光列車「いさぶろう・しんぺい」が運行されていて、徐行運転ないしは一時停止のサービスがあり、絶景を楽しめるようです。
JR篠ノ井線「善光寺平」
そして、JR篠ノ井線姨捨駅から眺める善光寺平です。
姨捨駅から直線距離で200mのところにある、長野自動車道・姨捨サービスエリアからもほぼ同じ眺望が望めます。
RESORT HYBRID TRAIN「HB-E300系」
お待ちかねの列車が入線して来ました!
リゾートビューふるさと
「リゾートビューふるさと」として、JR大糸線の南小谷駅~白馬駅や信濃大町駅・穂高駅・松本駅を経由して長野駅まで運行されて来た、
RESORT HYBRID TRAIN「HB-E300系」は、名前の通り、ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を組み合わせたハイブリッドシステムを採用した気動車で、
折り返し「ナイトビュー姨捨」となります!
※「リゾートビューふるさと」は、夏季以外も週末を中心に運転されています。
グリーン車顔負けの快適な座席
車内の準備が整ったら、いざ乗車します!
座席は、120cmのシートピッチを誇る回転リクライニングシートを採用していて、新幹線やグリーン車さえ顔負けの快適な空間となっています!
展望室
運転席の後ろは、展望室となっていて、
大きな窓からの車窓が楽しめたり、運転席のかぶりつき特等席となっています。
展望室には記念スタンプもありました。
※展望室は、誰でも利用出来る共用スペースです。
利用する際は、他の乗客と譲り合いましょう。
また、リゾートアテンダントが同乗しており、グッズ販売や記念撮影をしています。
長野県PRキャラクター「アルクマ」との記念撮影はいかが?
18:48、すっかり暗闇に包まれた中、長野駅を出発します!
途中、篠ノ井駅に停車し、目的地の姨捨駅へ。
この日は、特急や普通列車で大幅なダイヤ乱れが発生していましたが、ほぼ定時運行でした。
34分と短い時間ですが、姨捨駅に近づくと、進行方向左手(座席A側)に善光寺平の夜景が目に飛び込んで来ます!
姨捨駅
スイッチバックをして、進行方向が変わると姨捨駅に到着です!
ココ、姨捨駅では、観光列車ならではの3つのおもてなしがあります。
ガイド付き「善光寺平の夜景」
まずは、メイン!
松本方面ホームからの善光寺平の夜景!!
どうしても写真だとキレイさが伝わらない…。
ぜひ、実際に目にしていただきたい!
地元ボランティアによる解説つきで絶景を楽しめます!
光と光の間の暗闇の部分には、千曲川が流れていて、眼下には1,200枚もの棚田が広がっているんだとか。
すぐ下を本線が通っています。
昼間の景色も絶対にキレイですね。
今度は明るい時間にも訪れてみたいです。
信州味噌を使用した「お味噌汁の振る舞い」
続いて、信州味噌を使用した「お味噌汁の振る舞い」!
ふぅー、あったまる(*´∀`)
地元の有志による「姨捨伝説と民話の語り」
最後は、地元の有志による「姨捨伝説と民話の語り」!
この日は、「姨捨伝説」の他、「耳なし芳一」が披露されました。
枇杷の音色に合わせて語られる物語にすっかり聞き入ってしまいました。
こういう体験ってなかなか出来ないので、新鮮でした!
往路・復路はそれぞれ指定席券が必要
「ナイトビュー姨捨」は、長野→姨捨と、姨捨→長野と折り返し運転されていますが、それぞれ別の列車扱いとなっているので、往復で乗車する場合には、それぞれの列車の指定席券が必要です。
帰りの列車までは約1時間ありますが、その間も普通列車が発着するため、「ナイトビュー姨捨」の車両はホームに待機はしていません。
およそ1時間に1本は列車が発着しているので、普通列車で訪れてナイトビューで長野まで帰ったり、ナイトビューで訪れて普通列車で松本方面へ向かったりするコトも出来ますね。
残りの時間は姨捨駅を散策します。
駅舎の外へ出てみると、目の前を駅の前を境にして県道338号と340号が走っていて、駐車場もあり、車でのアクセスも出来るようでした。
駅構内には、姨捨伝説にまつわるお話がたくさん!
ホームには、投句箱が、
松尾芭蕉が更科紀行でこの地で詠んだ句にちなみ設置されていて、今は無き「国鉄」・「更埴市長」の記載がありました。
跨線橋から線路を覗くと、ホームの奥へも暗闇の中、線路が延びていました。
普段は無人駅です。
TRAIN SUITE 四季島
「TRAIN SUITE 四季島」も停車するため、
専用のラウンジもあります。
通常であれば、長野行きの「ナイトビュー姨捨」が出発した後に到着するのですが、この日はダイヤ乱れの影響で「TRAIN SUITE 四季島」も、大幅に遅れているとのアナウンスがありました。
そうこうしていると、長野方面ホームに「ナイトビュー姨捨」が入線して来ました。
ダイヤ乱れの影響を受けて、10分ほど遅れて姨捨駅を出発しました。
定刻であれば、姨捨駅20:24発、長野駅20:58着です。
座席はA席がオススメ!
帰りは、号車と座席の位置を変えてみようとD席にしてみましたが、「ナイトビュー姨捨」に乗るならA席がオススメです!
善光寺平の夜景は、行きも帰りもA席側です。
車窓は真っ暗なので、D席側だと景色は見えません。
(市街地に入れば街の灯りは見えますが…)
減光演出
帰りの列車では、夜景をより楽しめるように車内の減光演出があります。
最後に車窓から、日本三大車窓が楽しめます!
途中、篠ノ井駅に停車し、遅れを取り戻し長野駅へ到着です!
北陸新幹線「あさま632号」
長野からは、北陸新幹線で東京まで帰ります。
「ナイトビュー姨捨」は、夜景を楽しむ観光列車のため、運行されている時間は遅めですが、北陸新幹線に乗れば十分日帰りでも楽しめます。
えきねっと「トクだ値」は乗り遅れ厳禁!
長野駅、21:15発「あさま632号」に乗車します!
今回は、えきねっと「トクだ値15」(15%引き)できっぷを購入していました。
この「トクだ値」ですが、1度発券してしまうと乗り遅れた場合に特急券が無効になってしまうのです…。
指定席券だけが無効になるのであれば、後続の自由席に乗ればいいのですが、そうもいきません…。
今回、定時運行でも乗り換え時間が約15分しかありませんでしたので、姨捨駅を10分遅れで出発した時には内心大丈夫かと冷やヒヤモノでしたが、ちゃんと間に合いました!
指定席はガラガラです。
信州アルクマ揚げそば
長野駅のNewDaysで買った「信州アルクマ揚げそば」をポリポリつまみます。
コレがまた激美味でした!
埼玉県に入ると、豪雨でした…。。。
東京駅
23:00、東京駅に帰って来ました!
この時間、新幹線の運転は終了していました。
中信名物「山賊焼き」と「おやき」
帰ってから、長野駅で買っておいた、中信名物「山賊焼き」と「おやき」をいただいたら、長かった長野の旅も終了です。
終わりに…
全7回に渡ってお届けしてまいりました長野の旅、最後までお読みいただきまして本当にありがとうございました!
早朝から深夜までフルで遊びましたが、長野電鉄・しなの鉄道「ろくもん」・上田電鉄・「ナイトビュー姨捨」とローカル鉄道や観光列車を思う存分楽しみました!
時間が許す限りの観光やグルメも楽しんだ欲張りな内容でしたが、よくもまぁ日帰りでコレだけ詰め込んだなぁと、我ながら記事を書いていて思いました(笑)
遠いようで、意外と近い?
日帰りでも十分楽しめる長野!
まだまだ未知の魅力が詰まっています!
ぜひ、ローカル鉄道や観光列車に乗りに訪れてみては?
それでは、次回の記事もどうかお楽しみに!!
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